2018年09月03日(月)
先週の小倉2歳Sは、大荒れ決着の主人公となった14頭立て13番人気の超大穴アズマヘリテージ(2着)を本命馬として推奨。
小倉2歳Sは、結果的にこちらのコラムをご覧いただく皆様からも、たくさんの賛辞をいただくことができましたが、それ以上に驚かされたのが、種牡馬ロードカナロアの存在感でしょうか。
当種牡馬の産駒は、先週の小倉芝1200m戦に4頭出走して3頭が複勝圏内(3着以内)に好走。
アズマヘリテージが超高配当馬券を演出した小倉2歳Sも、ロードカナロア産駒が2頭のみの出走で1着3着。
特に2歳馬の躍進が顕著で、今夏の2歳限定の小倉芝1200m戦におけるロードカナロア産駒は[2.2.1.1]の連対率66.7%、複勝回収率83.3%。
出走馬6頭のうち、唯一馬券に絡まなかった1頭も、6人気4着とまさに驚異的な成績を残しています。
種牡馬として2年目のシーズンを迎えるロードカナロアの産駒が、ここまでの快進撃を魅せる理由は、生産側や関係者が、初年度よりも産駒の特性や性質などをより把握できているから、なんてことも関係しているのではないでしょうか。
かつてのディープインパクトも、初年度の2010年における産駒の芝勝ち星が39勝。翌年が115勝。そして2012年は193勝と、明白なまでの右肩上がりで多数の名馬を輩出しました。
1年目よりも2年目、2年目よりも3年目と、日本が誇るトップサイアーが、年を重ねるにつれてそのパフォーマンスを上昇させる所以は、我が国の生産レベルや育成レベルの高さの賜物であると、そのくらい日本人は胸を張ってもいいのではないでしょうか(笑)。
余談にはなりますが、「2歳戦の芝1200mにおけるロードカナロア産駒」は、小倉だけに限ったことではなく、今年の札幌開催でも有効に働きました。
ロードカナロア産駒は、今札幌開催の2歳馬限定の芝1200m戦で複勝率100%。
そういえば、今年のキーンランドC(札幌芝1200m)も、単勝4番人気のダノンスマッシュが僅差の2着。(ロードカナロア産駒の出走は本馬1頭のみ)
小倉2歳Sも、キーンランドCも、出走したロードカナロア産駒が全て3着以内に好走している訳ですから、もはや2歳戦云々を問う必要性すら無いのかも知れません。(その辺りの検証も今後の課題にします笑)
と、長い長い前フリをしたところで、今週は競馬ファン待望の秋競馬が開幕。
日曜阪神メーンで組まれるセントウルS(阪神芝1200m)には、ロードカナロア産駒のアンヴァルが出走を予定しています。
前走の北九州記念は、直線に入ってもほぼ追えず、といった不完全燃焼の内容でしたから、まだまだ見限るのは早計でしょうか。
※セントウルSの展望、見解は水曜日以降に掲載予定です
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