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距離短縮馬が圧倒的に走る近年の金鯱賞

2020年03月09日(月)


◆トライアル競走となった近年は主要血統も走りやすい

今週末に中京競馬場で行われる金鯱賞(中京芝2000m・G2)は、2017年にG1競走として格上げされた大阪杯のトライアル競走として位置づけられる重賞競走。

その番組編成に伴い、2017年に施行時期を3月に移した金鯱賞は、いわゆる総合的な体力、スタミナの絶対値が強く問われやすくなった傾向も。

2017年以降の当レースは「前走芝2400m以上のG1レース出走」の該当馬が3連勝中。

上記ローテーションの該当馬は、過去3年で複勝圏内に好走した9頭中6頭が該当。

一昨年は「前走芝2400m以上のG1レース出走」の該当馬が複勝圏内を独占。

昨年も「前走芝2400m以上のG1レース出走」の該当馬によるワンツー決着。

要するに近年の金鯱賞は、2400m以上も走れる総合力を兼ね備えた馬、特にG1レースにも出走できるスケールの中長距離タイプが走りやすい傾向が窺えます。

また、近年の当レースは、ディープインパクト、ハーツクライ、キングカメハメハ、ダイワメジャーと、主要のリーディング上位種牡馬の産駒ばかりが走る傾向も際立ちます。

直近3年の金鯱賞は、複勝圏内に好走した9頭全馬が、上記に記載した何れかの種牡馬の産駒。

参考までに、今年の金鯱賞に出走を予定する馬の中で「前走芝2400m以上のG1レース出走」の該当馬は、サトノガーネット、サートゥルナーリアの2頭

父がディープインパクト、ハーツクライ、キングカメハメハ、ダイワメジャーの何れかの該当馬は、ギベオン、サトノガーネット、サトノソルタス、ダイワキャグニーの4頭。

尚、サートゥルナーリアは、金鯱賞に相性のいいキングカメハメハを父に持つロードカナロア産駒。

常識的に考えれば、舞台適性自体は高いでしょうか。

金鯱賞(G2)の推奨馬、展望は水曜日以降に掲載予定です

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