2019年11月11日(月)
今週末の日曜日は、京都競馬場で秋の最強マイラー決定戦マイルＣＳ(京都芝１６００ｍ・Ｇ１)が行われます。
近年のマイルＣＳの顕著な傾向は「単勝１番人気馬が極端に不信」であることと、純粋に「前走が芝の重賞レースで５着以内」に走っている好調馬の成績が非常に優秀である２点でしょうか。
過去５年のマイルＣＳで、単勝１番人気に支持された馬は[０.０.１.４]の戦績。
唯一、複勝圏内に好走した２０１５年のイスラボニータも人気より着順が下回る３着。
このように、近年のマイルＣＳは日本の芝Ｇ１レースとしては珍しく、基本的に単勝１番人気馬の信頼性は低いです。
また、過去５年の当レースで、単勝１番人気ながらも複勝圏外に敗れた４頭は、全馬が前走１６００ｍ以下(うち３頭は前走１４００ｍ重賞出走)の重賞を使われていた馬、という共通項も。
唯一、３着に走った２０１５年のイスラボニータが、天皇賞秋(芝２０００ｍ・Ｇ１)からの臨戦過程であったことを踏まえれば、短距離的なスピードよりも、中距離的な総合力が問われる傾向も垣間見えます。
そして、近年のマイルＣＳは、純粋に「前走が芝の重賞レースで５着以内」に走っている好調馬も有利。
過去５年の当レースで３着以内に好走した１５頭中１４頭は、上記項目の該当馬。
過去５年で、当日単勝４番人気以下で馬券に絡んだ８頭中７頭も「前走が芝の重賞レースで５着以内」の該当馬。
人気薄の好走も、大半が好調馬であることは抑えておくべき傾向と言えるでしょうか。
また、過去５年のマイルＣＳで、当日単勝４番人気以下で馬券に絡んだ８頭中４頭は、前走１８００ｍ以上の重賞出走馬という共通項も。
上記で記載した単勝１番人気の前走ローテを踏まえれば、やはり人気薄も中距離的な総合力に長けたタイプが狙い目となりそうです。
尚、今年のマイルＣＳに出走を予定する想定単勝４番人気以下で、かつ前走が芝１８００ｍ以上の重賞レースで５着に走っている馬は、ペルシアンナイト１頭のみ。
本馬は一昨年のマイルＣＳ勝ち馬で昨年も２着。今年も堅実に走るでしょうか。
また、今年のマイルＣＳで、単勝上位人気に支持される可能性が高いダノンプレミアム、ダノンキングリー、インディチャンプの３頭は、例年の傾向としては珍しく、全馬が距離短縮のローテーション。
あくまでも例年の傾向を踏まえれば、今年は上位人気馬が順当に走る可能性も高そうです。
※マイルＣＳ(Ｇ１)の推奨馬、展望は水曜日以降に掲載予定です
※ユーザーのリスクを最小限に抑える運営体制で大人気の競馬サイト【チケラボ】では更なる馬券術を完全無料で公開しています
2018 ©Good Fortune Pond All Rights Reserved.
