2019年06月17日(月)
先週の中央競馬開催は、禁止薬物を含む飼料添加物を摂取した可能性があるとされた該当馬156頭が競走除外になるという、前代未聞の事件が起こりました。
想像もできない不測の事態に、当サイトも公開コンテンツの修正等々に追われる慌ただしい週末となりましたが、各種コンテンツをご取得いただいた皆様には多大なご迷惑をおかけしたと存じます。
先週末の公開コンテンツをご利用いただいた皆様におかれましては、この場を借りてお詫び申し上げます。
過去に例を見ない事例となってしまった先週の大惨事は、競走馬が摂取するサプリ「グリーンカル」から禁止薬物として定められている「テオブロミン」が検出されたとのこと。
競走馬の検査は行われず、摂取の疑いがある競走馬が全て競走除外となった今回の一件は、その矛先、原因の究明が運営サイド(JRA)に委ねられることとなりました。
運営サイドには、日本競馬界の未来のために、競馬ファンや全ての関係者が納得のいく回答を、その責務を全うしてもらいたいところでしょうか。
湿っぽい話しはここまでとして、宝塚記念の話題へ移りましょう。
今週は春のグランプリレースとして位置付けられる第60回宝塚記念が行われます。
宝塚記念の特に有名な傾向は、「とにかく荒れる」ことと「牝馬のディープインパクト産駒が強いこと」の2点でしょうか。
過去5年の宝塚記念は、3着以内に好走した15頭中11頭が当日単勝4番人気以下の人気薄。単勝10番人気以下で馬券に絡んだ馬も4頭。
また、過去5年でディープインパクト産駒は合計5頭が馬券に絡み、ミッキークイーン、マリアライト、デニムアンドルビー、ショウナンパンドラ、ヴィルシーナと、その全てが牝馬という傾向も。
また過去5年の当レースで、3歳馬、牝馬は複勝率36%、複勝回収率277%。
近年の宝塚記念は、ディープ産駒に限らず斤量面で恵まれる3歳馬、牝馬は有利。
今年の宝塚記念に出走を予定する3歳馬or牝馬の該当馬は、リスグラシュー1頭のみ。
残念ながら、と言うべきか、恐らく本馬は「当日単勝4番人気以下」にはならなそうな想定上位人気馬。
荒れる傾向を優先して他の人気薄を模索するか、あるいは定石通りに強い軽量馬を貫くか、その辺りの検討は必須でしょうか。
尚、今週の宝塚記念出走予定馬は、禁止薬物の摂取の疑いのある馬のみ、検査が行われるとのこと。
現時点で、ネガティブな発言は控えたいところですが、万が一、有力馬から「テオブロミン」が検出された場合はどうなるのでしょうか。
どのような形でレースを迎えるかは不透明も、関係者からの視点で見ても、競馬ファンの視点で見ても、先週のような最悪の事態だけは避けてもらいたいものです。
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