2019年05月06日(月)
先週のNHKマイルCは、「芝1600m戦ながらも短距離寄りのスピード」が問われやすいことを強調し、当コラムでも推奨したアドマイヤマーズが完勝を収めましたが、そのNHKマイルCの一週後に同じ東京芝1600mで行われるヴィクトリアマイルも、良馬場であれば類似した適性が問われる傾向が顕著なG1競走。
15年16年でヴィクトリアマイルを連覇したストレイトガールは、芝のスプリントG1レース勝ち馬で、血統構成がフジキセキ×タイキシャトル。
父も母父も、芝のスプリントG1レースに実績のある種牡馬。
未だに破られていないJRAのG1レース史上最高配当(3連単2070万馬券)を引き立てた2015年の3着馬ミナレット(18人気)は、このレースに出走するまでの全勝ち鞍5勝中3勝が芝1400m戦。
本馬の母父は、カルストンライトオ、サニングデールなどの芝スプリントG1馬の父系と同じマッチェム系ウォーニング。
このように近年のヴィクトリアマイルは、NHKマイルC同様に良馬場の開催であれば、戦績的にも血統的にも要求される能力、そのベクトルが短距離、スピード指向に傾くレース。
アエロリットは、父がスプリントG1馬を輩出したクロフネ。
ヴィクトリアマイルにおけるクロフネ産駒は、2年連続連対のホエールキャプチャ、11番人気の低評価を覆したブラボーデイジー等々、印象的な好走例も多数。
4着だった昨年の当レースは、道悪馬場と落鉄のアクシデントがある中での僅差の競馬。
時計勝負の良馬場であれば、昨年以上のパフォーマンスも期待できる1頭でしょうか。
ディープインパクト産駒のプリモシーンは、母父がスプリント大国豪州競馬界のチャンピオンサイアーFastnet Rock。
スピードが活きる競馬であればあるほど、パフォーマンスを上昇させる種牡馬で、実際にこの馬自身も4走前の関屋記念で1分31秒6の超高速決着で勝利実績。
ヴィクトリアマイルにおけるディープインパクト産駒も、なんだかんだと言うべきか、近5年中4年で3着以内に好走中。
1分31秒台に突入するような高速馬場であれば、デビュー以来最高のパフォーマンスが引き出される可能性も。
※ヴィクトリアマイル(G1)の展望、見解は水曜日以降に掲載予定です
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