2018年10月22日(月)
先日行われたクラシックレースの最終戦、第79回菊花賞(G1)は、C.ルメール騎手騎乗の単勝7番人気フィエールマンが、M.デムーロ騎手騎乗の2番人気エタリオウ(2着)との壮絶なマッチレースを制して優勝。
主役不在の大混戦といった様相を呈した今年の菊花賞は、結局のところ騎手リーディングランキングで断然の成績をマークする名手2人の手綱捌きが光る一戦となりました。
仕掛けるタイミングを1完歩遅らせることで、フィエールマンの斬れ味を最大現に引き出したC.ルメール騎手。
長くいい脚を使うエタリオウの長所を踏まえて、他馬よりも早めに動いたM.デムーロ騎手。
道中はインの中団で末脚を温存し、ここしかない位置取りとタイミングでスパートを掛けて伏兵ユーキャンスマイルを3着に導いた至宝武豊騎手。
近頃の日本競馬界における重賞競走は、競走馬の能力よりも「騎手」のウェイトのほうが大きい局面も少なくありません。
菊花賞を制したC.ルメール騎手は、前日の富士S、一週前の府中牝馬S、秋華賞と、騎乗機会4連続勝利に加えて、直近2週の平地重賞競走を全勝。
菊花賞前日の富士Sは、1着がC.ルメール騎手、2着がJ.モレイラ騎手。
一週前の秋華賞は、1着がC.ルメール騎手、3着が武豊騎手。
こちらも一週前の府中牝馬Sは、1着がC.ルメール騎手、2着がM.デムーロ騎手。
そして菊花賞は、1着がC.ルメール騎手、2着がM.デムーロ騎手、3着が武豊騎手。
C.ルメール騎手
M.デムーロ騎手
J.モレイラ騎手
武豊騎手
ここ数週間の日本の重賞競走は、競走馬云々を問わず、純粋に上記4人の組み合わせだけでも、ほぼ全てのレースで的中を可能にしてしまいます。
「長距離は騎手」などといった格言の存在もありますが、特に先週の菊花賞のような混戦のレースでは、この単純明快な戦略が嵌りやすいのかもしれません。
何れにしても、このような近頃の重賞競走の傾向は、騎乗馬の質はもちろんのこと、上記に記載した4名が世界基準の技術を兼ね備えている確固たる証とさえ言えるでしょうか。
尚、今週行われる秋の天皇賞で、上記4名の騎手が手綱を取る競走馬は下記の通り。
レイデオロ(C.ルメール騎手)
スワーヴリチャード(M.デムーロ騎手)
サングレーザー(J.モレイラ騎手)
マカヒキ(武豊騎手)
恐らく単勝4番人気以内を独占する強力なラインナップで、ここ数週間の傾向を踏まえれば、少なくとも2頭以上は馬券に絡むでしょうか。
※天皇賞秋の展望、見解は水曜日以降に掲載予定です
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