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マイル重賞の実績馬が激走する近年の大阪杯

2022年03月28日(月)


◆血統的にもスピード指向で断然!?

今週末の日曜日は第66回大阪杯(阪神芝2000m・G1)が行われます。

2017年にG1レースへ格上げされた当レースは、通常の良馬場であれば、いわゆるスピード、マイル指向の強い傾向が顕著。

G1昇格後、良馬場開催の直近4年で、当日単勝6番人気以下で複勝圏内に好走した3頭は全馬が「1600m重賞の好走歴」を持っていた馬という共通項。

2019年9人気1着アルアインは、マイルCS(1600m・G1)3着の実績馬。

2018年6人気2着ペルシアンナイトは、大阪杯出走以前にアーリントンC(G3)、マイルCS(G1)と、マイル重賞で2勝の実績があった馬。また本馬は、マイルCS(G1)で3連連続3着以内に好走という実績も。

2017年7人気2着ステファノスは、富士S(1600m・G3)の勝ち馬。

このように、近年の大阪杯は2000mG1ながらもマイル重賞実績馬の活躍が際立ちます。

また、この傾向に伴い、血統的にもスピード指向の強い方向性も顕著。

前述したアルアインは、ディープインパクト産駒で、母父が米国型エーピーインディ系のEssence of Dubai。

ペルシアンナイトは、ダンチヒを経由するノーザンダンサー系ハービンジャー産駒で、母の父がサンデーサイレンス。

ステファノスは、ディープインパクト産駒で、母父がヴァイスリージェントを経由するノーザンダンサー系クロフネ。

特に「主要のサンデー系種牡馬×米国系orノーザンダンサー系種牡馬」の配合バランスが特注系。

但し、今年は「1600m重賞の好走歴」を持つ馬は不在。

上記血統項目を満たす馬は以下8頭。

アフリカンゴールド
スカーフェイス
ステラリア
ヒシイグアス
ポタジェ
マカヒキ
レイパパレ
レッドジェネシス

あくまでも良馬場を前提に、マイル重賞好走馬が出走しない今年は、よりスピード指向の強いタイプを見極める目も必要不可欠でしょうか。

大阪杯(G1)の推奨馬、展望は水曜日以降に掲載予定です

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