放送局員のウマい話

馬場状態で大きく傾向が異なるスプリングＳ

2022年03月14日(月)

今週末の日曜日は中山競馬場で第７１回スプリングＳ(中山芝１８００ｍ・Ｇ２)が行われます。

３歳クラシックの第一弾、皐月賞(Ｇ１)のトライアル競走に位置付けられる当レースは、いわゆる通常の良馬場と道悪馬場で好走するキャラクターに相違が見られる傾向も。

直近５年のスプリングＳは、昨年を除く全てのレースが良馬場開催。

この良馬場開催の４年で３着以内に好走した１２頭中８頭は「近２走以内に芝１６００ｍ以下出走」の該当馬。

また、良馬場開催の直近４年で複勝圏内に好走した１２頭中７頭は「芝１６００ｍの勝利実績馬」という共通項も。

近年のスプリングＳは、通常の良馬場であれば、いわゆるスピード指向が強く、マイル以下の距離もこなすような速さを兼ね備えたタイプが走りやすい傾向。

一方で、重馬場開催の昨年は「前走１８００ｍ以上の中距離戦出走」の該当馬が複勝圏内を独占。

また、３着以内に好走した３頭は全馬が「近２走以内に上がり順位３番手以内」の末脚の実績を持っていた馬。

加えて昨年の上位好走馬３頭は、全て「１６００ｍ以下の距離は未経験」だった馬。

このように道悪のスプリングＳは、良馬場開催とは真逆とも言える傾向が垣間見えます。

参考までに、今年のスプリングＳ出走予定馬の中で、良馬場開催時で期待値の高い「近２走以内に芝１６００ｍ以下出走」の該当馬は以下７頭。

アライバル
アルナシーム
ソリタリオ
ディオ
ドーブネ
ニシノスーベニア
ビーアストニッシド

「芝１６００ｍの勝利実績」を持つ馬は以下４頭。

アライバル
ソリタリオ
ディオ
ビーアストニッシド

※スプリングＳ(Ｇ２)の推奨馬、展望は水曜日以降に掲載予定です

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