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主流ではない能力が活きる近年のレパードS

2020年08月03日(月)


◆じゃない方芸人ならぬ「じゃない方の馬」が走る!?

今週は新潟競馬場で、第12回レパードS(新潟ダ1800m)が行われます。

3歳限定のダート中距離重賞ということもあり、古馬のダートG1戦線へ向けた登竜門的な意味合いも強いレースですが、過去5年で3着以内に好走した15頭中7頭は、当日単勝9番人気以下の大穴と、その波乱度も極めて高いです。

毎年のように波乱が起こりうる大きな要因としては「前走地方競馬出走馬」、「父も母父も非サンデー系」の2点が挙げられます。

過去5年のレパードSは、3着以内に好走した15頭中7頭が「前走地方競馬出走馬」という珍しい傾向が出るレース。

その7頭中4頭は、当日単勝6番人気以下の人気薄というのもポイント。

また、昨年のレパードSは、「父も母父も非サンデー系」の該当馬が3着以内を独占。

逆に「父か母父サンデー系」に該当する人気馬は軒並み敗れて、3連単の配当金も27万円を越える大波乱決着。

特に、ストームバード系、ヴァイスリージェント系、ボールドルーラー系など、いわゆる米国ダートの名血系は毎年のように人気薄で馬券に。

「前走地方競馬出走馬」、「父も母父も非サンデー系」は、現日本競馬界においては、どちらも主流ではない枠組みにカテゴライズされる競走馬。

スタンダードではないタイプの馬、言うなれば、じゃない方芸人ならぬ「じゃない方の馬」が走りやすいからこそ、近年のレパードSは波乱度が高いと言えるでしょうか。

参考までに今年のレパードSに出走を予定する馬の中で「前走地方競馬出走馬」は、ミヤジコクオウ1頭のみ。

「父も母父も非サンデー系」かつ、父が米国種牡馬の該当馬は以下12頭。

アポロアベリア
エイシンアメンラー
エバンタイユドール
ケンシンコウ
ショウナンマリオ
タイガーインディ
ニュートンテソーロ
バンクオブクラウズ
ブランクチェック
プロヴィデンス
メイショウカズサ
ラブリーエンジェル

レパードS(G3)の推奨馬、展望は水曜日以降に掲載予定です

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