2018年07月02日(月)
先週日曜中京競馬場で行われたCBC賞は、競馬情報放送局の「今週の重賞展望」でも推奨した単勝4番人気のアレスバローズが直線一気の末脚で完勝。
本馬の父であるディープインパクトの産駒は、昨年のシャイニングレイに続き、CBC賞を連勝という結果にもなりました。
尚、このCBC賞は、直近4年中3年の勝ち馬がディープインパクト産駒。
現在の日本競馬界において、当種牡馬の産駒が芝の重賞を勝つことはある種の定石にもなりますが、実のところ、古馬の「芝1200m重賞」で、ディープインパクト産駒が勝利するというのは、極めて稀なケースです。
昨年の古馬の芝1200m重賞戦線は、このCBC賞を除いてディープインパクト産駒が未勝利。当種牡馬の産駒どころか、「父サンデーサイレンス系」にまで広げても勝ち馬はいません。
CBC賞を除く昨年の古馬の芝1200m重賞は、「父ミスタープロスペクター系」、「父ノーザンダンサー系」の該当馬が全勝。
近年の日本の芝1200m重賞は、基本的に「父サンデーサイレンス系」を嫌い、上記血統馬を重視すれば、自動的に勝ち馬を予測することが可能です。
裏を返せば、ディープインパクトの産駒やサンデーサイレンスの影響力が強いCBC賞は、日本の芝1200m重賞の中でも極めて異端なレースであることが窺い知れます。
近年の当レースは、通常の芝1200m重賞とは相反する才能が問われるからこそ、その波乱度も高まると言えます。
今週の日曜日に福島競馬場で行われる七夕賞も、ローカル小回りの芝中距離ハンデ重賞としては特例とも言える「ディープインパクト系」の影響力が極めて強いレース。
昨年の七夕賞は、ディープインパクト産駒が1着3着。2着馬は、ディープインパクトの全兄にあたるブラックタイドの産駒。
一昨年の当レースも、ディープインパクト産駒のワンツー決着。
CBC賞同様、この単純明快な戦略は、あと数年の間で重宝できるかも知れません。
尚、今年の七夕賞の出走予定馬の中で「父ディープインパクト系」該当馬は、マイネルフロスト1頭のみ。
本馬は昨年の七夕賞2着馬。リピート率が高い傾向も、変則的な形状を司る福島競馬場ならではの傾向。
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