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新潟千直の定石が未だに活用できるアイビスSD

2020年07月20日(月)


◆サンデーサイレンスの血を持たない馬のほうが有利!?

今週は夏の新潟開催が開幕。

日曜メーンカードで、第20回アイビスサマーダッシュ(新潟芝1000m・G3)が行われます。

言わずと知れた日本で唯一の、一直線の重賞競走ともなる当レース。

従来の短距離重賞競走とは、まるで異なるコース形状で行われるため、当然のことながらも、その問われる能力の方向性、才能なども、アイビスサマーダッシュならではの傾向が垣間見えます。

まず、競馬ファンであれば誰もが知る傾向という意味では、新潟千直特有の「外枠有利」が挙げられます。

過去5年のアイビスサマーダッシュは、複勝圏内に好走した15頭中10頭が、6枠より外を引き当てた馬。

この傾向は、十数年に渡り言われ続けてきたことですが、現代の競馬においても色褪せることはありません。

また、近年の特筆すべき傾向という意味では「近走好調馬」が、圧倒的に有利の傾向が挙げられます。

過去5年の当レースで、複勝圏内に好走した15頭中13頭が「前走5着以内」の好調馬。

一直線のコースを真一文字に駆け抜ける当レースは、馬のコンディションという意味においても勢いが重要になる、といったところでしょうか。

血統的なポイントは、日本の主流血脈であるサンデーサイレンスの血を持つ馬が、必ずしも有利になるとは限らないことに尽きます。

過去5年のアイビスサマーダッシュで、当日単勝4番人気以下で複勝圏内に好走した6頭中4頭は「父も母父もサンデー系ではない種牡馬」というデータも。

参考までに、今年のアイビスサマーダッシュに出走を予定する馬の中で「前走5着以内」かつ、「父も母父もサンデー系ではない種牡馬」の該当馬は、ラブカンプー1頭のみ。

「前走5着以内」かつ、「父が非サンデー系」の該当馬は、アユツリオヤジ、ジョーカナチャン、ダイメイプリンセス、ビリーバー、ライオンボスの5頭。

アイビスサマーダッシュ(G3)の推奨馬、展望は水曜日以降に掲載予定です

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