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JRA重賞屈指の波乱度を誇るマーメイドS

2020年06月08日(月)


◆大穴のポイントは「斤量」と「短距離寄りの末脚」

今週は阪神競馬場で、JRA屈指の波乱重賞マーメイドS(阪神芝2000m)が行われます。

過去5年のマーメイドSで複勝圏内に好走した15頭中11頭は、当日単勝5番人気以下の人気薄。

単勝1番人気馬は、近4年連続で4着以下に敗れるなど、とにかく一筋縄ではいきません。

毎年のように波乱を助長する大きな要因としては、G1シリーズの谷間の開催で行われる牝馬限定の芝中距離戦といった側面もありますが、何よりもハンデ重賞であること、また馬場状態の傾向も見逃せません。

過去5年のマーメイドSで、当日単勝7番人気以下で複勝圏内に好走した7頭は、全馬が「ハンデ53キロ以下」の軽量馬という共通項。

また、毎年良好な馬場コンディションで行われる当レースは、当日単勝7番人気以下で複勝圏内に好走した7頭全馬が「近2走以内に1800m以下の距離で上がり順位4番手以内」の末脚の実績があった馬、という共通項も。

メンバーレベルが均衡化しやすく、純粋に軽量馬が有利になりやすいこと。

あるいは、高速馬場で当該距離以下にフィットするような、短距離寄りの末脚が要求されやすいこと。

この辺りの傾向は、近年のマーメイドSにおける最重要ファクターと言っても差し支えはありません。

参考までに、今年のマーメイドSに出走を予定する馬の中で「ハンデ53キロ以下」かつ、「近2走以内に1800m以下の距離で上がり順位4番手以内」の末脚の実績を持つ馬は、シャンティローザ、パルクデラモール、レイホーロマンス、レオコックブルーの4頭。

マーメイドS(G3)の推奨馬、展望は水曜日以降に掲載予定です

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