2018年06月25日(月)
結果としては人気サイドの決着となったものの、先週の日曜函館10R奥尻特別は、競馬情報放送局にとっては会心の1鞍。
1着プレイヤーサムソン、3着ステイキングダムの父であるメイショウサムソン、ステイゴールドは、先週公開した『函館競馬コンプリートガイドvol.2(芝)』の上位種牡馬、注目種牡馬に掲載した2頭。
また、特筆すべき点は、2着トーセンスーリヤの母父デュランダル。
当種牡馬は、全国リーディングサイアーランキングでは上位ではないマイナー系。
しかしながら、競馬情報放送局のコンプリートガイドでは、父として当コースは「特注」評価。
母父としてはサンプル数が少なく、掲載はしていませんが、函館芝1800m戦に「デュランダル」の血が合うことは実証済み。
この発想があれば、先週の日曜函館10Rは、非常に難易度の低いレースにも成り得ました。
また、同じ芝1800m戦の土曜函館3R未勝利戦では、ダノンシャンティ産駒の単勝5番人気ブライテストリングが勝利。
当種牡馬は、コンプリートガイドにも掲載があるキンシャサノキセキと同じフジキセキ系種牡馬。
デュランダル、ダノンシャンティ、キンシャサノキセキの共通項は、自身か産駒が芝1600m以下のG1レースに勝利実績があるサンデーサイレンス系の種牡馬であること。
要するに、近年の函館芝1800m戦は、中距離戦ながらも、短距離寄りのスピードに特化したタイプが走りやすい傾向も垣間見えます。
今週の日曜メーンで組まれる巴賞も、開催前半の芝1800m戦で毎年のように、短距離寄りのスピードが問われるレース。
15年2着16年1着と、巴賞で2年連続連対の実績を持つかつてのレッドレイヴンは、父が米国のスピード色が強いSmart Strikeの産駒。
14年6人気2着セイルラージは、短距離G1レースに多数の好走馬を輩出したアグネスタキオン産駒。
この傾向を今年の巴賞出走予定馬に当てはめると、注目はハッピーグリン、マイネルハニー辺り。
ハッピーグリンは、巴賞に実績のあるアグネスタキオンを母の父に持つ馬。父ローエングリンも、前項で記載したトーセンスーリヤと同じ。父、母父ともに芝のマイル以下の競馬を好むタイプ。
マイネルハニーの父は、産駒の大半がスピード、短距離系のタイプに出るサンデーサイレンス系マツリダゴッホ。当種牡馬自身も現役時代は、大の洋芝(札幌、函館)巧者として名を馳せた競走馬。
また、ハッピーグリン、マイネルハニーの2頭はともに、芝1600m以下の勝利実績を持つ馬。
父、母父のイメージ通りのキャラクターである点も、この巴賞に対する適性の高さを窺わせます。
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