2018年10月31日(水)
【近5年傾向Pickup】
・近年は、基本的に人気サイド(過去5年で馬券に絡んだ15頭中13頭は当日単勝4人気以内馬)
・良馬場なら、前走の上がり順位が5位以内の実績(良馬場の過去5年中4年で当日単勝4人気以下で馬券に絡んだ5頭全馬が該当)
・特に、前走2000~2400m戦出走の距離延長馬(過去5年で4人気以下で馬券に絡んだ6頭中5頭が該当)
・ハンデ戦だけに、前走条件戦出走馬の期待値も高い(直近3年連続で複勝圏内に好走中)
・ディープインパクト、ハーツクライ、ロベルト、グレイソヴリン、ファイントップ系等々、ベタに長距離血統馬の期待値が高い(過去5年で4人気以下で馬券に絡んだ6頭中5頭が該当)
・ハンデ戦だが軽量馬は苦戦必至、特に52キロ以下(過去5年で3着以内好走例なし)
【総括】
最後の末脚の要素、重厚なスタミナ血統、そして前走条件戦出走馬と、日本の芝中長距離ハンデ重賞の定番と言える傾向が垣間見えるレース。
但し、近年のアルゼンチン共和国杯は、人気上位馬で至って順当。
昨年のスワーヴリチャード、一昨年のシュヴァルグラン、15年のゴールドアクターと、直近3年の当レースの勝ち馬は、その後、芝2000m以上の古馬の芝G1レースを制覇。
荒れるハンデ長距離重賞という往年のイメージも、近年は今後のG1戦線へ向かう強豪馬たちの壮行戦、といった言い廻しのほうが正しいニュアンスでしょうか。
それら克明な詳細は、ピックアップを参照。
以上を踏まえて推奨馬は、ムイトオブリガードです。
前走が準オープンクラスの六社S(東京芝2400m)戦で、上がり順位3番手の末脚で1着。
ピックアップの詳細通り、近年の当レースは、前走が2000~2400mの条件戦で上位の上がりを使っていた馬は特注傾向。
血統構成は、ルーラーシップ×サンデーサイレンス。
父は、アルゼンチン共和国杯の特注種牡馬トニービンの血を持つ馬。
過去5年の当レースは、トニービンの血を持つ馬が3勝、複勝圏内好走馬が合計5頭。
近親トレジャーも、同舞台で施行される目黒記念の実績馬。
加えて本馬は、ここまで東京芝は3戦無敗と、全ての条件が揃います。
平日の段階で条件戦と両睨みのヘリファルテは、出走してくれば注目したい1頭。
前走の条件戦(東京芝2400m)は、上がり最速の末脚をマークして1着。
血統構成は、ディープインパクト×Medicean。
昨年7人気2着ソールインパクトも、前走条件戦出走のディープインパクト産駒。
当種牡馬の産駒は、勢いに乗る馬、格上げ戦でパフォーマンスを上昇させやすい馬が多いことも血統派の定石。
母方はいわゆるタフな欧州系のスタミナ型で、近親に欧州芝G1馬もいる名血系。
前走から2階級の格上げ挑戦で、これまで見せなかったスタミナの能力、その才能を開花させる可能性は秘めています。
ウインテンダネス、ノーブルマーズは、何れも父がトニービン系で、今年の目黒記念の1着2着馬。
現在の中央競馬会において、東京芝2500m戦は、目黒記念とアルゼンチン共和国杯の2鞍のみ。
この番組編成上の関係か、「トニービンの血が強い」ことと、「どちらかのレースに実績がある馬の期待値が高い」ことは、通年の恒例。
双方のレースを勝ったフェイムゲーム、双方のレースで連対実績を持つムスカテールなどはその典型。
エンジニアは、父も母父もダンチヒ系で、凱旋門賞で見るような典型的な欧州血統馬。
普段よりもスタミナの絶対値が活かされやすい当レースは絶好条件で、結果的に末を余らせた前走の新潟記念(新潟芝2000m)も、距離延長ローテとなる今回の競馬へ向けては好材料。
【推奨馬】
ムイトオブリガード
ヘリファルテ
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