２歳重賞のようなスピードが問われる近年のスワンＳ

2018年10月24日(水)

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《スワンＳ》

【近５年傾向Pickup】

・２～３歳前半の１６００ｍ以上の重賞で馬券に絡んだ実績のある馬(該当馬は７連勝中)

・軽い馬場なら、近走で３コーナー５番手以内の先行競馬を経験している馬か、距離短縮馬が走る(重馬場開催の昨年除く過去４年で４人気以下で馬券に絡んだ７頭全馬が該当)

・昨年のような重馬場以上に悪化するようなコンディションでは、近走の末脚の実績が活きる、特に前走の上がり順位が４番手以内(昨年の３着以内馬全馬が該当、２着馬は１２人気)

・ディープインパクト産駒は走る(４年連続で複勝圏内に好走中、合計６頭)

・ダイワメジャー、フジキセキ、マンハッタンカフェ、ゼンノロブロイ等々、ディープインパクト以外でも父サンデー系が走る(過去５年で４人気以下で馬券に絡んだ８頭中６頭該当)

・２～３歳前半の芝重賞に強い、父ノーザンダンサー系、父ミスプロ系も相性はいい

【総括】

２～３歳前半の１６００ｍ以上の重賞で馬券に絡んだ実績のある馬は、直近のスワンＳを７連勝中。

２歳重賞や、３歳前半の重賞で問われるような軽いスピードが要求されるためか、相応の時期に実績を残した馬がそのまま走る、といった現象が起こりやすい重賞競走。

血統的な論点では、父サンデー系で断然。

特に、ディープインパクトの産駒は、直近４年連続で複勝圏内好走馬を輩出中。

過去５年の当レースで馬券に絡んだ１５頭中１２頭は父サンデー系。

問われる才能の方向性としては、２～３歳前半の１６００ｍ重賞のようなスピード適性で、血統的にはサンデー系を中心とした中距離寄りのキャラクターが走りやすいレース。

以上を踏まえて推奨馬は、レーヌミノルです。

前走の安田記念(東京芝１６００ｍ・Ｇ１)が、好位２番手から直線失速１２着の馬柱。

ピックアップの詳細通り、近年の当レースは、通常の馬場であれば近走の先行経験、距離短縮ローテも有利。

昨年の桜花賞馬で、近年のスワンＳで何よりの強調材料ともなる「２～３歳前半の１６００ｍ以上の重賞で馬券に絡んだ実績」の該当馬。

前項の詳細通り、この該当馬は、直近のスワンＳを７連覇中。

血統構成は、ダイワメジャー×タイキシャトル。

１４年４人気２着サンライズメジャー、１３年８人気１着コパノリチャード、同４人気２着ダイワマッジョーレは、全馬がダイワメジャーの産駒。

仕上がりの早い産駒を多数輩出することでも知られるダイワメジャー産駒は、相応の適性が問われる当レースに対する適性も抜群。

ロードクエストも、父がサンデー系で、新潟２歳Ｓ勝ち(芝１６００ｍ・Ｇ３)など、早い時期から活躍した実績を持つ馬。

距離短縮ローテ、前走の先行経験も該当する馬柱。

鞍上Ｍ.デムーロ騎手とのコンビでは連対率１００％と相性も良。

グァンチャーレも、３歳早期のマイル重賞勝ち馬。

近走の内容を見る限り、純粋に距離短縮ローテの上積みも、他馬よりも大きいでしょうか。

抜けた人気が想定されるモズアスコットは、父も母父もノーザンダンサー系で構成される２～３歳前半の１６００ｍ重賞などで活躍しそうな典型のタイプ。

その実績こそないものの、スピード寄りの適性が強烈に問われる、近年のスワンＳに対する適性自体は高い１頭。

【推奨馬】
レーヌミノル
ロードクエスト

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