長距離寄りの才能が要求される近年の京都大賞典

2018年10月03日(水)

---

《京都大賞典》

【近５年傾向Pickup】

・長距離重賞で末脚が重要、近２走以内に上がり順位４番手以内の経験は欲しい(過去５年で馬券に絡んだ１５頭中１４頭該当)

・近２走で２５００ｍ以上の長距離戦を使われている馬(過去５年の３着内好走馬１５頭中９頭該当)

・特注血統は、リファール系、ダンチヒ系、トニービン系といった欧州の名血を持つ馬(過去５年で４人気以下で馬券に絡んだ７頭中６頭該当)

・父か母父ミスプロ系も有効、特にキングカメハメハ産駒(キングカメハメハ産駒は過去５年で２勝)

・高速京都開幕週の為、良馬場であれば内枠が断然有利(過去５年で１枠は３連対)

【総括】

長距離重賞特有の末脚の実績や、近走で長距離戦を使われているタフなタイプが走りやすい重賞競走。

血統的にも、リファール系、ダンチヒ系、トニービン系といった、いわゆるスタミナ指向の強い欧州血統馬が有利。

高速京都の開幕初週の重賞レースということもあり、良馬場であれば毎年のように内枠が有利になる傾向も京都大賞典ならでは。

それら詳細はピックアップを参照。

以上を踏まえて推奨馬は、プラチナムバレットです。

今年も出走を予定する半姉スマートレイアーは、昨年の京都大賞典勝ち馬。

自身も京都外回り重賞の京都新聞杯勝ちと、当コースのスペシャリスト系一族。

母父ホワイトマズルは、当レースの特注系統リファール系。

昨年の勝ち馬スマートレイアーはもちろんのこと、１３年７人気２着アンコイルドも母父リファール系。

この馬自身も、折り合いを欠いた２走前、落馬した前走は全くの参考外レース。

秋初戦のここへ向けて、しっかりと乗り込んできた今回は一変の競馬に期待できるでしょうか。

ウインテンダネスは、前走の目黒記念(東京芝２５００ｍ)が、上がり順位４番手の末脚で１着の馬柱。

前項の詳細通り、近年の当レースは、近走の末脚の実績、２５００ｍ以上の出走歴も有利。

父カンパニーは、毎年のように好走馬を輩出するトニービン系種牡馬。

当系統は、言わずと知れたスタミナ指向の強い欧州血統の代名詞的存在。

古豪の長距離専科アルバートは、意外にもと言うべきか、京都大賞典は生涯初出走。

父アドマイヤドンは、一昨年の２着馬アドマイヤデウスと同じ。

当種牡馬の母父はトニービン。

アドマイヤドンのようなマイナー種牡馬の産駒であっても、トニービンの血が強調されたキャラクターであれば走ってしまう傾向も当レースならでは。

尚、当レースは番組編成の関係上、良馬場であれば内枠が断然有利。

そういった意味では、良馬場を大前提に、上記で取り上げた馬の中から、最も好枠を引き当てた馬により高い評価を与えたいところ。

その他では、昨年の１着３着馬スマートレイアー、シュヴァルグラン辺りを次点に。

【推奨馬】
プラチナムバレット
ウインテンダネス
アルバート

※今週の重賞展望提供サイトはコチラ

▼メルマガ会員登録はコチラから▼

---

■バックナンバー