2018年09月26日(水)
【近５年傾向Pickup】
・末脚の重要性高い、特に近２走以内に上がり順位３番手以内の実績(過去５年の３着内好走馬１５頭中１３頭該当、４人気以下で馬券に絡んだ６頭中５頭も該当)
・芝血統馬も良いが、芝実績馬がそのまま走る傾向強く、特に１０００万条件クラス以上の芝レース実績馬が走る(ピオネロ、アウォーディー、ダノンリバティ、トウシンイーグル等々、該当馬は毎年馬券に)
・ハーツクライ、キングカメハメハ、ネオユニヴァース、母父サンデーサイレンス等々、芝中長距離のリーディング上位血統馬(過去５年で４人気以下の３着内好走馬６頭中３頭該当)
・父か母父が、ダンチヒ系、ストームバード系等、いわゆる米国ノーザンダンサー系も走る(過去５年で４人気以下の３着内好走馬６頭中３頭該当、昨年はワンツー決着で３連単４６万円超)
【総括】
一昨年２着、昨年３着と、２年連続シリウスＳで複勝圏内に好走したピオネロは、オープンクラス昇級までの４勝を、全て芝のレースで挙げた馬。
１５年３人気１着アウォーディーは、芝の１０００万条件戦で勝ち鞍実績を持つ馬。同２着ダノンリバティは、３歳前半で毎日杯２着の芝重賞の実績馬。
１４年７人気３着トウシンイーグルは、準オープン昇級まで芝の中長距離戦を主戦場にしていた馬。
１２年の勝ち馬で、シリウスＳ２年連続連対の実績を持つナイスミーチューも、５００万条件当時は芝の中距離戦を走っていた馬。
１１年の勝ち馬で、こちらもシリウスＳ２年連続連対の実績を持つヤマニンキングリーは、古馬の芝重賞勝ち馬。
さらに過去を振り返っても、キングスエンブレム、ダークメッセージ、ゴールデンチケットなど、当レースは芝の重賞実績、勝利実績を持つ馬の、人気薄での好走例が際立ちます。
ダートの長距離戦特有と言える末脚の要素と芝血統の必要性は当然として、シリウスＳならではの傾向という意味で言えば、何よりもこの『芝実績』が問われる傾向に着目したいところ。
中でも、１０００万条件戦以上の芝レースに実績があり、現在はダートに路線をシフトチェンジさせているような馬が特注のキャラクターでしょうか。
以上を踏まえて推奨馬は、ウェスタールンドです。
本馬はダートに路線を変更後２戦無敗。
近２走連続で上がり順位２番手以内の末脚をマーク。
ピックアップの詳細通り、近年のシリウスＳは、近走の末脚の実績は必須。
また本馬は、全５勝中３勝が芝でのもので、当レースの特注馬柱「１０００万条件以上の芝レースで勝利」の実績を持つことが何よりの強調材料。
前項の詳細通り、近年のシリウスＳは、芝血統馬はもちろんのこと、芝実績馬がそのまま走る傾向が顕著のレース。
血統構成は、ネオユニヴァース×Marquetry。
一昨年２着、昨年３着と、２年連続の好走実績を持つピオネロもネオユニヴァース産駒で、オープンクラス昇級までの４勝を、全て芝のレースで挙げた馬。
本質がダート指向の強いネオユニヴァース産駒が、古馬になってダート重賞で進化を発揮する構図は、言わば現日本競馬での恒例。
未だダート路線で底を見せていない本馬に関しては、ピオネロ以上の素質と可能性に期待を懸けても良いでしょうか。
グレイトパールは、２走前のアンタレスＳが、上がり最速の末脚をマークして１着。
父キングカメハメハも、過去５年の当レースで３着内好走馬が４頭。
昨年の５人気２着ドラゴンバローズも当種牡馬の産駒。
クラシックホースも多数輩出するキングカメハメハは、芝の中距離指向が強い当レースは得意。
ナムラアラシの近走は、時計の速い競馬場や馬場で力を出せずの近況。
４走前の仁川Ｓ(阪神ダ２０００ｍ)で、今回も上位人気濃厚のサンライズソアをねじ伏せたように、当舞台特有の芝寄りの末脚が要求されるような競馬になれば復活も。
本馬の半兄ナムラビクターは、２０１４年２着、２０１５年３着と、シリウスＳの実績馬で、兄弟揃って阪神ダ２０００ｍ戦はベストの舞台設定。
前走は９頭立ての超スローで末を余したクインズサターンも、ここは好転しそうな舞台設定。
雨が降って脚抜きのいい馬場コンディションであれば、時計勝負に強い米国ノーザンダンサー系の血を持つヨシオ、ラインルーフ辺りを穴に一考。
【推奨馬】
ウェスタールンド
グレイトパール
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