2018年09月12日(水)
【近5年傾向Pickup】
・何よりも末脚の裏付けが重要、特に近2走以内に上がり順位5番手以内の実績(過去5年で馬券に絡んだ15頭全馬該当、うち9頭は当日単勝6人気以下)
・特に、前走が条件戦で上がり順位5番手以内の実績を持つ馬(過去5年で6人気以下で馬券に絡んだ9頭中8頭該当)
・前走が6着以下に負けていながら、巻き返しを期待されて人気に推される馬は危険(過去5年で前走6着以下の当日3番人気以内馬は6頭出走して全馬が4着以下に敗戦)
・前走オークス出走馬は、5着以内か、上がり順位5番手以内がボーダーライン(該当馬は毎年のように馬券に、逆に非該当馬は人気でも全く来ない)
・ディープインパクト、ステイゴールド、キングカメハメハ、ハーツクライ、母父サンデーサイレンス等々、穴をあける馬も大半が主流のクラシック血統(過去5年で6人気以下で馬券に絡んだ9頭中6頭該当)
・主流血統馬の中でも、欧州のノーザンダンサー系、トニービン系などの重厚な血を併せ持つ馬の期待値が特に高い(過去5年で6人気以下で馬券に絡んだ9頭中4頭該当)
【総括】
前走条件戦出走馬が波乱を演出する可能性が極めて高く、一方で巻き返しを期待されて支持されるようなタイプの人気馬がそれを裏切るようなスパイラルが毎年のように繰り返される重賞競走。
特に、前走が条件戦で上位の上がりを使っていた馬は特注。
過去5年のローズSで、当日単勝6番人気以下で馬券に絡んだ9頭中8頭が上記のローテ該当馬。
また、前走が6着以下に負けていながらも、巻き返しを期待されて当日単勝3番人気以内に推された馬は、過去5年で6頭出走して全馬が4着以下に敗戦。
それら克明な詳細は、ピックアップを参照。
以上を踏まえて、当コンテンツからの推奨馬は、ウラヌスチャームです。
前走の三面川特別(新潟芝1800m・1000万)では、メンバー最速上がり33秒2の末脚でハナ差2着。
前項の詳細通り、近年のローズSは、前走が条件戦で上位の上がりを使っていた馬は特注。
血統構成は、ルーラーシップ×フジキセキ。
父は、キングカメハメハ×トニービンで構成される種牡馬。
2013年9人気2着シャトーブランシュは、母父トニービン。
2014年15人気2着タガノエトワールは、キングカメハメハ産駒。
その他にも、リスグラシュー、ヌーヴォレコルト、トーセンビクトリー等々、キングマンボ系、トニービン系の血を持つ馬は、近年のローズSで毎年のよう馬券に。
また、本馬の母アメジストリングは、5歳になって初めて重賞レースで勝ち負けを演じた牝馬としては珍しい遅咲きのタイプ。
牝系の特性、やや末を余した前走の内容などからも、ひと夏を超えた上積み、上昇度にも期待できる1頭。
サラキアは、前走の青島特別(小倉芝1700m・500万下)が、上がり最速の末脚で圧勝。それもコースレコードのおまけ付きというビッグパフォーマンス。
ディープインパクト×ニジンスキー系Lomitasという構成で、主流のサンデー系にプラスαで欧州のスタミナの血を兼備する近年のローズSでは理想的と言える配合馬。
重厚な牝系の血筋からも、春のフローラSで後塵を拝したサトノワルキューレを逆転することも可能でしょうか。
ディープインパクト産駒のセンテリュオも、前走の条件戦を上がり最速の末脚で完勝の馬柱。
本馬は、近親にカンパニー、トーセンジョーダン、ニューベリー等々がいるクラフティワイフの一族。
この一族の特性は、高齢になってから本格化する傾向、使い込むことによって開花する競走能力の方向性であることも著名。
全兄トーセンスターダムが、阪神芝1800mの重賞勝ち馬である点も、本馬の激走を後押しします。
恐らく上位人気も濃厚のサトノワルキューレは「前走オークス6着」の危険な馬柱。
前項の詳細通り、近年の当レースは、前走が6着以下に負けていながら巻き返しを期待されて支持を受ける馬の成績は散々。
このローテで当日単勝3番人気以内に推された馬は、過去5年で6頭出走して全馬が4着以下に敗戦。その大半が前走オークス出走馬。
また、近年のローズSにおける前走オークス出走馬は「5着以内or上がり順位5番手以内」が、ボーダーライン。
この該当馬は毎年のように馬券に。逆に非該当馬は人気でも全く来ないのが当レースの定石。
純粋に、例年の傾向を重視して軽視をするか、あるいは世代間のレベルが別格に高いとも称されるオークスの内容を「例年であれば5着以内くらいの価値があるもの」と捉えて評価をするか、そんなところでしょうか。
尚、こちらも上位人気に推される可能性が高いカンタービレ、オールフォーラヴの2頭も、前走オークス大敗馬。
例年の傾向通りであれば、勝負の圏外になる2頭。
大穴候補は、あくまでも出走してくることを条件に、ダンサール、レッドランディーニの2頭。
両者はともに、前走が条件戦で上位の上がりを使っているサンデー系の主流血統馬。
未勝利勝ちから飛び級で2着に走った14年のタガノエトワール、500万条件勝ちから秋華賞の最有翼候補にまで上り詰めた昨年のラビットラン然り、格下感のある馬が突如としてその才能を開花させる方向性も当レースならでは。
2冠馬アーモンドアイを筆頭に、今年のオークスで掲示板内に好走した5頭全馬が不在という珍しいシチュエーションを踏まえれば、尚のこと穴に一考する価値はあるでしょうか。
【推奨馬】
ウラヌスチャーム
サラキア
センテリュオ
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