2018年08月22日(水)
【近4年傾向Pickup】※函館開催の13年は除く
・スプリント重賞としてはタフで、近2走以内に上がり順位4番手以内の末脚の実績or1600m以上出走馬が走る(過去4年で馬券に絡んだ12頭中9頭該当)
・上級条件の芝1400m以上で連対実績のある馬も注目(過去4年で5人気以下で馬券に絡んだ5頭全馬該当)
・芝中距離的な末脚が決まりやすく、スプリント重賞の中では父サンデー系が走る、特に父ディープインパクト系(父ディープ系は過去4年中3年で連対)
・母父サンデーサイレンス、ダイワメジャー産駒なども有効(昨年は3着以内を独占)
・グレイソヴリン、サドラーズウェルズ、ニジンスキー系等々、いわゆる欧州血統馬も有効
・斤量に恵まれる3歳馬、牝馬は有利(過去4年で5人気以下で馬券に絡んだ5頭中3頭該当、14年から一昨年までの3年は連対馬6頭全馬が該当)
【総括】
近年のキーンランドCの特徴は、上級条件の芝1400m以上の競馬で連対実績を持つ馬の期待値が高いことや、スプリント重賞としては末脚の重要性が高いところ。
この傾向に伴い、好走馬の大半がサンデーサイレンス系や欧州寄りのスタミナの裏付けがある、いわゆる芝中長距離血統馬。
スプリント重賞としては、問われる適性がスタミナ寄りで、洋芝100%の馬場設定らしいタフな傾向が垣間見える重賞競走。
それら詳細はピックアップを参照。
以上を踏まえて、当コンテンツからの推奨馬は、スターオブペルシャです。
前走関屋記念(新潟芝1600m)からの距離短縮の馬柱。
ピックアップの詳細通り、スタミナ傾向の強い近年のキーンランドCは、近走1600m以上出走馬が特注傾向。
血統構成は、ダイワメジャー×Big Shuffle(ボールドルーラー系)。
3連単馬券の配当金が11万円を超えた昨年の当レースは、2着3着馬がダイワメジャーの産駒。1着馬は父方にボールドルーラー系の血を持つ馬。
血統のみの観点で言えば、本馬は昨年のキーンランドCの3着以内馬を足して3で割ったようなタイプ。
こちらも前項の詳細通り、3走前にオープン特別の芝1600m戦を勝利していることも、当レースでは強調材料。
尚、本馬は、ここが約2年振りとなる芝1200m戦。
半兄ロサギガンティアも、3歳時はスプリングS(芝1800m)勝ちなど、クラシック戦線の王道を歩んだ後に、古馬になって芝1400m重賞を制覇したように、牝系も加齢とともに短距離寄りにシフトする一族。
無論、ロサギガンティアも管理した名伯楽藤沢和雄調教師も、その辺りを踏まえた出走であることも明白でしょうか。
デアレガーロは、近2走連続で上がり上位の末脚をマーク。
近走上がり上位馬も、当レースの注目馬柱。
父がサンデー系マンハッタンカフェで、芝1400m重賞連対実績馬と、短距離のカテゴリーの中ではタフなタイプで、キーンランドC向きの1頭。
その裏付けとして、半姉シュプリームギフトも、2013年のキーンランドCで3着の実績。
尚、近年の当レースは、斤量に恵まれる3歳馬、牝馬も有利。
過去4年の当レースで単勝5人気以下で馬券に絡んだ5頭中3頭がこの項目に該当。
14年から一昨年までの3年間は、連対馬6頭全馬が3歳馬か牝馬。
この傾向から、本馬は4歳牝馬であることも大いなる好材料。
スタミナ指向強いサンデー系ドリームジャーニー産駒、近走上がり上位の実績、そして3歳馬と、トゥラヴェスーラは、当レースに向く材料を数多く兼ね備えるキャラクター。
母父アドマイヤコジーンも、当レースで毎年のように好走馬を輩出する注目のグレイソヴリン系種牡馬。
2014年の当レースは、アドマイヤコジーン産駒のマジンプロスパーが5人気3着。
アドマイヤゴッド、ペイシャフェリシタは、共にサンデー系ハーツクライの産駒。
両者ともに父のイメージ通り、短距離馬としてはタフなシチュエーションを好むタイプで、その舞台設定自体は絶好。
ナックビーナス、レッツゴードンキは、当レースの実績馬。
かつて、キーンランドCで3度馬券に絡んだビービーガルダン、札幌芝1200m重賞で2度の波乱を演出したタニノマティーニ等々、クセの強い札幌芝1200m戦は、このコースに無類の強さを誇るスペシャリストが出現しやすいこと、またそのリピート率が高いことも著名。
またこの両者は、何れも当レースに相性のいい軽量牝馬。
【推奨馬】
スターオブペルシャ
デアレガーロ
トゥラヴェスーラ
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