2018年08月08日(水)
【近5年傾向Pickup】
・前走が、中京か東京競馬場のマイル重賞で負けている馬の期待値が高い(過去5年で馬券に絡んだ15頭中8頭が該当)
・距離短縮馬も走る、特に前走で上がり最速マークか、逃げている馬(過去5年で短縮ローテで馬券に絡んだ3頭全馬該当)
・距離延長馬は、3着以内馬がボーダーライン(過去5年で距離延長ローテで馬券に絡んだ2頭ともに該当)
・ストームバード、ダンチヒ、ボールドルーラー、キングマンボ、プリンスリーギフト系と、いわゆるダート的な馬力、スピードの持続力勝負に優れた血統馬が走る(過去5年で4人気以下で馬券に絡んだ9頭中7頭該当)
・ロベルト、ニジンスキー、リファール系等々、重厚な持続力系も有効
・基本的には若い馬が走る、特に5歳以下(過去5年で馬券に絡んだ15頭中13頭が該当)
【総括】
近年の関屋記念は、前走が左回りのマイル重賞で負けている馬の巻き返しの傾向が顕著。
前走が東京コースのマイルG1レースや、起伏の激しい中京記念など、同じ左回りのマイル重賞でもタフさが問われる舞台で負けていた馬が、直線平坦コースの軽い新潟外回り戦へと舞台を移すことで、スピードや持続力を活かして変わり身を魅せる。
そんな傾向が際立つ重賞競走と言えるでしょうか。
その傾向に伴い、血統的な傾向も、スピードやダート的な持続力に特化したタイプがポイント。
中でも、ストームバード、ダンチヒ、ボールドルーラー、キングマンボ、プリンスリーギフトの5系統は毎年のように馬券対象馬を輩出中。
それら詳細は、ピックアップを参照。
以上を踏まえて、当コンテンツからの推奨馬は、エイシンティンクルです。
前走豊明S(中京芝1400m)1着からの延長ローテ。
ピックアップの詳細通り、距離延長ローテであれば、好調馬が走りやすい傾向。
血統構成は、ディープインパクト×Storm Cat(ストームバード系)。
昨年の関屋記念は、父がストームバード系のマルターズアポジーが、単勝7番人気の低評価を覆す圧巻の逃げ切り勝ち。
2013年の当レースは、母父Storm Catのレッドスパーダが好位2番手から完勝。
このように、米国競馬の名血ストームバード系の血を持つ先行脚質の馬は、当レースに相性抜群。
エイシンティンクルの全兄エイシンヒカリも、日本での重賞勝利は全て左回りの競馬場。
持ち前のテンのスピードから持続力を活かす競馬ができれば、デビュー以来最高パフォーマンスまで魅せられるでしょうか。
前走は道悪の1400m戦で力を出しきれなかったスターオブペルシャは、今回と同舞台となる2走前の谷川岳S(新潟芝1600m)が、1分32秒5の好時計で他馬をねじ伏せる競馬。
買いの馬柱パターンには当て嵌まらないものの、当舞台実績は申し分のないもの。
父ダイワメジャーも、ボールドルーラー系の母父Big Shuffleも、スピードの持続力勝負には無類の強さを誇る種馬。
プリモシーンは、前走が東京のマイルG1で負けている当レースの黄金馬柱。
本馬の母父Fastnet Rock(ダンチヒ系)は、世界最高峰のスピード大国豪州競馬のスプリントチャンピオンホース。
近2走以上に、軽いスピードが要求される今回は、デビュー以来初の新潟芝出走も含めて、大幅な変わり身も見込めます。
ウインガニオン、ヤングマンパワーは関屋記念の実績馬。
特に後者は、当レース3年連続4着以内の実績を持つ関屋記念のスペシャリスト。
大穴演出があるとすれば、チャンピオンルパンを。
母父ウォーニングは、新潟競馬場で行われるアイビスSDの舞台となる新潟芝1000m戦のレコードホルダーとしても知られるカルストンライトオの父。
直線の長い平坦コースの競馬場でスピードを持続させる能力に特化した種牡馬で、チャンピオンルパン自身も全勝ち鞍4勝中3勝が新潟競馬場でのもの。
格下の条件馬で出走してくれば恐らく超のつく人気薄。その配当妙味も含めて穴に一考したい1頭。
【推奨馬】
エイシンティンクル
スターオブペルシャ
プリモシーン
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