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前向きな気性が有効になる近年のクイーンS

2018年07月25日(水)


《クイーンS》

【近4年傾向Pickup】※函館開催の13年は除く

・近2走以内に上がり順位5番手以内の末脚の実績か、距離短縮の前走重賞出走馬(函館開催除く近4年で馬券に絡んだ12頭全馬が該当)

・馬場高速化の影響か、近年は前走3コーナー5番手以内の先行経験馬の期待値も高い(直近2年で馬券に絡んだ6頭全馬が該当、うち4頭は当日6人気以下)

・キングマンボ、アグネスデジタル、ストーミングホーム等々、ダート適性も兼ね備えたミスプロ血統が有効(過去4年で4人気以下で馬券に絡んだ7頭中4頭該当)

・グレイソヴリン、ロベルト、ニジンスキーといった、いわゆる洋芝巧者の欧州血統馬も有効(過去4年で4人気以下で馬券に絡んだ7頭中4頭該当)

・マンハッタンカフェ、ゼンノロブロイ、母父サンデーサイレンスと、ダート、馬力指向強いサンデー系血統馬も有効

・内枠有利、特に4枠以内(過去4年で3勝、3着内好走馬12頭中8頭該当)

【総括】

札幌開催開幕週のシチュエーションはもちろんのこと、その馬場造りの影響か、近年は近走の先行経験もアドバンテージになりやすいレース。

血統的には、父ミスプロ系を筆頭とした馬力、持続力系が断然有利の方向性。

いわゆる高速馬場で、ダート的な持続力を活かしたなだれ込みの競馬になりやすい重賞競走と言えるでしょうか。

それら克明な詳細は、ピックアップを参照。

当コンテンツからの推奨馬は、リバティハイツ。

前走の桜花賞(阪神芝1600m・G1)が、好位5番手付近追走から6着の馬柱。

ピックアップの詳細通り、特に近年のクイーンSは、この先行経験が有利。

血統構成は、キングカメハメハ×Dubawi。

昨年6人気2着で今年も出走を予定するトーセンビクトリー、14年6人気2着アロマティコもキングカメハメハの産駒。

現日本ダート界のチャンピオンサイアーでもあるキングカメハメハ。その産駒は、いわゆるダート的な馬力や持続力を活かしてなだれ込むような適性が要求される当レースに相性抜群。

母の父Dubawiも、日本ではダート短距離馬を多数輩出するミスプロ系種牡馬。

父、母父ともにクイーンS向きのキャラクター。

あとは、毎年の馬券のキーともなる好枠を引き当てることができれば。

エテルナミノルは、昨年の当レース4着馬。当時は13頭立て10人気の低評価を覆すあわやの競馬を披露。

父が当レースで特注のミスプロ系エンパイアメーカー。母父もダート、馬力指向強いフジキセキ。

昨年のパフォーマンスは、この背景だからこそと言えるでしょうか。

今年は出走頭数も10頭前後と低調な相手関係だけに、昨年以上も。

血統だけなら、アグレアーブル。

クインズミラーグロ、イリュミナンス等々、近年でも穴好走が目立つマンハッタンカフェ産駒。

世界ナンバーワンの呼び声も高いJ.モレイラ騎手騎乗で、格上相手に対するもうひと押しが効けば。

上位人気馬の中で最も適性が高そうな馬は、フロンテアクイーン。

良く言えば、父系サドラーズウェルズの持続力を活かして、渋太く粘り込むのが身上のタイプ。

近走は最後のスピードの後押しが足りず、惜敗が続くも、特殊な才能が活かされる洋芝100%の当舞台であれば、そのまま押し切る可能性も十分。

【推奨馬】
リバティハイツ
エテルナミノル

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