芝中長距離血統が波乱を呼ぶ近年のＣＢＣ賞

2018年06月27日(水)

---

《ＣＢＣ賞》

【近５年傾向Pickup】

・近２走で１４００ｍ以上の競馬を使われている馬の期待値が高い(過去５年で全勝、３着内好走馬１５頭中１２頭が該当)

・特に、近２走以内に３コーナー５番手以内の前向きな競馬を経験している馬が走る(過去５年で７人気以下で馬券に絡んだ４頭全馬が該当)

・キレを活かすサンデー系や、タフなグレイソヴリン、ロベルト、キングマンボ系等々、血統的には芝中距離寄りのキャラクターが有効(過去５年で７人気以下で馬券に絡んだ４頭全馬が該当)

・重ハンデ馬が走る、牡馬なら５７.５キロ、牝馬なら５５.５キロ以上(該当馬は過去５年で８頭出走して６頭が馬券に、逆に軽量馬はほぼ走らない)

【総括】

近２走以内に１４００ｍ以上の距離を使われている馬、あるいは、キレを活かすサンデー系、タフなグレイソヴリン、ロベルト、キングマンボ系等々、馬柱的にも、血統的にも、いわゆる芝の中距離指向が強い重賞競走。

当コンテンツからの推奨馬は、コウエイタケルです。

近２走は芝１６００ｍ出走の馬柱。２走前は３コーナー３番手の先行策。

ピックアップの詳細通り、近年のＣＢＣ賞は、近走で１４００ｍ以上の競馬を使われている馬、先行経験がある馬は俄然有利。

血統構成は、ステイゴールド×フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)。

こちらも前項の詳細通り、近年の当レースは、短距離重賞としては珍しく、芝中長距離指向が強いサンデー系の血も非常に有効。

昨年、１５年はディープインパクト産駒が勝利。母の父サンデーサイレンスは３年連続で複勝圏内に好走中。

ステイゴールド産駒ながらも短距離馬。このニュアンスが、近年のＣＢＣ賞でフィットします。

特に、父と母父がサンデー系と、スピード系で配合される構成馬は特注。

父がサンデー系で、母父がヴァイスリージェント系という組み合わせは、昨年の勝ち馬シャイニングレイ、１５年勝ち馬ウリウリと全く同じ。

アレスバローズは、通常の芝１２００ｍ戦では末を余しやすいキャラクター。

恐らくその理由は、ディープインパクト×トニービンという重厚な芝中長距離血統があってのもの。

近年のＣＢＣ賞は、サンデー系も、グレイソヴリンを経由するトニービン系も毎年のように好走馬を輩出する方向性。

本馬にとって、この「ズレ」は大きなアドバンテージと言えるでしょうか。

また、前項の詳細通り、当レースは近３年中２年の勝ち馬がディープインパクトの産駒。

セカンドテーブル、アクティブミノルの２頭は、昨年の当レース２着３着馬。

この２頭はともに、サンデー系の血と、スピード色強い米国系の血を併せ持つ配合馬。無論、当舞台は合います。

ペイシャフェリシタは、ハーツクライ産駒の短距離馬。その臨戦過程も含めて、想定人気馬の中では極めて信ぴょう性の高い１頭でしょうか。

尚、近年の当レースは、重ハンデ馬が走る傾向も顕著。

特に、牡馬なら５７.５キロ、牝馬なら５５.５キロ以上の括りでは、過去５年で８頭が出走して６頭が馬券に。逆に軽量馬はほぼ走らない傾向も顕著。

今年はこの斤量該当馬が、５８キロのスノードラゴン１頭のみ。

本馬は昨年のＣＢＣ賞も５８キロを背負って僅差の５着。

変わり映えのない今年のメンバー構成であれば、穴に一考。

【推奨馬】
コウエイタケル
アレスバローズ

※今週の重賞展望提供サイトはコチラ

▼メルマガ会員登録はコチラから▼

---

■バックナンバー