世代最高レベルの能力が問われる一戦

2018年06月13日(水)

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《ユニコーンＳ》

【近５年傾向Pickup】

・レベルが高く、前走４着以内馬が順当(過去５年で馬券に絡んだ１６頭中１５頭該当、非該当の１頭は前走ＵＡＥダービー出走馬)

・特に、前走が１０００万条件以上で４着以内(過去５年で馬券に絡んだ１６頭中１４頭該当)

・東京ダート重賞だけに末脚も重要、特に前走の上がり順位が５番手以内の実績(過去５年で５人気以下で馬券に絡んだ５頭中４頭該当)

・父か母父が米国のノーザンダンサー系血統馬が走る(過去５年で５人気以下で馬券に絡んだ５頭中４頭該当)

・父がフォーティナイナー系、ロベルト系等々、日本のダートリーディング上位のスピードの裏付けあるダート血統も有効(該当馬は毎年のように馬券に)

・ゴールドアリュールを筆頭に、ネオユニヴァース、フジキセキ系等々、当舞台に強い父サンデー系も有効(ゴールドアリュール産駒は過去５年で３勝)

【総括】

３歳を迎えた世代の一線級が、中央競馬で初めて相見えるダート重賞競走。

という番組編成の関係もあってか、基本的には実力馬が集まりやすく順当な結果に収まりやすいレース。具体的には、前走４着以内馬しかチャンスのないレース。と、断言してもいいほどのレース傾向。

世代最高位レベルの能力が問われるレース傾向から、血統的見地から見ても、ダート競馬の最高峰である米国血統馬が走る方向性も当レースならでは。

中でも、ノーザンダンサー系、フォーティナイナー系、ロベルト系等々、日本のダートリーディングでも上位の、スピードの裏付けがある上質な血統馬が毎年のように好走する傾向も。

それら克明な概要は、ピックアップを参照。

以上を踏まえて、当コンテンツからの推奨馬は、抽選突破を条件に、タイセイアベニールです。

デビュー１１戦目にして初のダート戦出走となった前走のオープン特別、端午Ｓ(京都ダ１４００ｍ)では、上がり順位３番手の末脚で２着好走。

前項の詳細通り、近年のユニコーンＳは、前走が１０００万条件クラス以上で４着以内馬しか好走のチャンスがないと言っても過言ではないレース。

血統構成は、ベーカバド×ブライアンズタイム。

父はノーザンダンサー系を経由するダンチヒ系種牡馬。

こちらもピックアップの詳細通り、近年の当レースは、父か母父ノーザンダンサー系血統馬が特注。

ロベルト系の母父ブライアンズタイムは、往年の日本ダート界を牽引したチャンピオンサイアー。ロベルト系自体も当レースに好相性。

初のダート戦出走となった前走の端午Ｓは、テンの３Ｆが３４秒４というハイラップで、いわゆる後方待機馬が上位を独占する典型的な差し追い込み決着。

本馬は後方３番手の位置取りと、もちろん展開利があったことは確かも、最内の１番ゲートから直線も勝負どころで前が壁になるなど、お世辞にも能力を出し切ったとは言えない中での２着好走。

オープンレベルでスムーズさを欠いた競馬、にも関わらずあの内容と着差。という観点で捉えれば、ダート２戦目の競馬となる今回は更なる上積みが見込めます。

あとは、２１頭中１０頭というシビアな抽選を突破することができれば。

イダペガサスは、前走がオープン特別の昇竜Ｓ(中京ダ１４００ｍ)４着で、当レースの好走資格を持つ馬柱。

血統構成は、ゴールドアリュール×Forest Camp(ヴァイスリージェント系)。

ゴールドアリュール産駒は、過去５年のユニコーンＳで３勝。

母父Forest Campは、ヴァイスリージェント系種牡馬。

ヴァイスリージェントの血は、当レースと同舞台で行われるフェブラリーＳの特注系統としても著名。

このユニコーンＳにおいても、１５年９人気２着ノボバカラ、１３年８人気３着同着サウンドトゥルー等々、人気薄の好走馬を複数輩出。

父がゴールドアリュールで、母父がヴァイスリージェント系種牡馬、という意味で言えば、一昨年の勝ち馬ゴールドドリームと全く同じ。

尚、そのゴールドドリームは、昨年のフェブラリーＳの勝ち馬。

そういった意味で言えば、東京ダート１６００ｍ重賞のスペシャリスト血統とさえ形容できるでしょうか。

ルッジェーロは、前走がドバイのＵＡＥダービー(ダ１９００ｍ・Ｇ２)９着の馬柱。

近年の当レースは、前走が海外レースor地方レース出走馬で、尚且つ東京ダート１６００ｍ戦の勝利実績を持つ馬も特注傾向。

一昨年の勝ち馬ゴールドドリーム、１３年の勝ち馬ベストウォーリア、同年３着同着ケイアイレオーネ(１１人気)は、全馬がこの条件を満たす馬。

キングカメハメハ産駒のグレートタイムは、前走のオープン特別、鳳雛Ｓ(京都ダ１８００ｍ)が、超スローの流れをメンバー最速の末脚で追い込んで僅差２着。

シンボリクリスエス産駒のルヴァンスレーヴは、前走のオープン特別、伏竜Ｓ(中山ダ１８００ｍ)が、超スローの流れを上がり順位３番手の末脚で僅差２着。

恐らく上位人気濃厚の上記２頭は、何れも前走の内容が負けて強し。且つ東京競馬場への舞台替わりで上積みを窺わせる血統背景。

フルゲートの重賞レベルともなる今回は、前走のような超のつくスローの展開も考え難く、双方ともに前走以上のパフォーマンスを期待できます。

【推奨馬】
タイセイアベニール(抽選対象)
イダペガサス(抽選対象)
ルッジェーロ(抽選対象)
グレートタイム
ルヴァンスレーヴ

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