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開幕週らしい傾向が垣間見える鳴尾記念

2018年05月30日(水)


《鳴尾記念》

【近5年傾向Pickup】

・開幕週で軽い馬場になりやすく、距離延長馬か、前走で3コーナー4番手以内の先行競馬を経験している馬が有利(過去5年で6人気以下で馬券に絡んだ7頭中6頭該当)

・速い上がりを使う馬も有利、特に近2走以内に上がり順位4番手以内の末脚の実績(10人気以下で馬券に絡んだ2頭はともに該当)

・ロベルト、グレイソヴリン、ネヴァーベンド、サドラーズウェルズ、ニジンスキー、リファール系等々、血統的にはスタミナの裏付けが欲しい(過去5年で4人気以下で馬券に絡んだ8頭全馬該当)

・ディープインパクト、ブラックタイドの兄弟、ステイゴールド、ハーツクライ等々、主要のサンデー系種牡馬の産駒も毎年馬券になる

【総括】

阪神開催の開幕週で、スピードが活かされやすいためか、良馬場であれば、距離延長馬、近走先行経験馬、あるいは高速上がり実績のある馬などが有利になりやすい重賞競走。

但し、血統的には、スタミナ寄りの傾向が垣間見える方向性も当レースならでは。

その詳細はピックアップを参照。

当コンテンツからの推奨馬は、サトノノブレス。

2走前の金鯱賞では、積極果敢な逃げの手から盟友サトノダイヤモンドに先着。

前項の詳細通り、阪神開催開幕週で行われる近年の鳴尾記念は、この前向きな経験が有利。

血統構成は、ディープインパクト×トニービン。父が主要のサンデー系種牡馬で、母父はスタミナ血統の超王道系。

血統的にはスタミナの裏付けが重要になる当レースでは理想的な配合馬。

尚、本馬は一昨年の鳴尾記念勝ち馬。既に当レースに対する適性の高さは証明済みも、今年はその一昨年以上に配当的な妙味も期待できるシチュエーション。

トリコロールブルーは、近2走連続で上がり最速の末脚を計測して連勝の馬柱。

今回と同舞台の前走大阪城Sでは、直線でやや窮屈になるシーンがあったものの、ラスト3F33秒3の豪脚で他馬をねじ伏せるビッグパフォーマンスを披露。

鳴尾記念に対する適性の高さはもちろんのこと、前走が後続を突き放しているような内容であれば、恐らく今回は一本かぶりの人気まであったであろう実力馬。

直線の不利で結果として辛勝になり、恐らく過剰な人気を背負わないであろう今回は、例え単勝1番人気になったとしても配当的な妙味は高い部類。

その他では、トリオンフ、ナスノセイカン、マルターズアポジー辺りも適性は高そう。

ディープインパクト産駒のモンドインテロは、ようやく適切な条件に出走できそうな馬柱で一変も。

【推奨馬】
サトノノブレス
トリコロールブルー

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