2018年05月02日(水)
【近5年傾向Pickup】
・最低限の好走条件は、近2走以内に上がり順位4番手以内の末脚の実績か、距離短縮の前走3角3番手以内の先行実績(過去5年で馬券に絡んだ15頭全馬が該当)
・前走が中山競馬場のオープンクラスで負けている馬に注目(過去5年で馬券に絡んだ15頭中9頭該当、10人気以下で馬券に絡んだ5頭中4頭該当)
・前走オープンクラスの1400m戦で1着or上がり順位3番手以内馬、距離短縮の前走重賞出走馬も有効(過去5年で3着内8頭、その過半数が人気薄)
・但し、今後は前走アーリントンC組の好走も増えそう(今年からNHKマイルCのトライアルレースとして施行時期を変更)
・特注血統は、父か母父がストームバード、ヴァイスリージェント、ダンチヒ系のいわゆる米国ノーザンダンサー系(過去5年で4人気以下で馬券に絡んだ9頭中6頭該当)
・ダイワメジャー産駒も大注目(過去5年で3頭が馬券に、うち2頭は当日6人気以下)
・ブライアンズタイム、欧州ナスルーラ系や、ステイゴールド、母父サンデーサイレンス等々、総合力を補うスタミナ血統も有効
【総括】
近年のNHKマイルCは、直線距離や周回等々、東京競馬場とは全ての形状が相反する中山競馬場で負けていた馬の巻き返しが顕著。
前走が中山競馬場のオープンクラスで負けていた馬は、過去5年のNHKマイルCで実に9頭が3着以内に好走。
当日単勝10人気以下で馬券に絡んだ5頭中4頭も、この臨戦過程。
血統的にはヴァイスリージェント、ダンチヒ、ストームバード系といった、いわゆる米国ダート競馬の主流ノーザンダンサー系の活躍が顕著で、短距離&ダート寄りの適性が強烈に要求されるレースと言えるでしょうか。
それら克明な詳細は、ピックアップを参照。
以上を踏まえて、当コンテンツからの推奨馬は、ベタにパクスアメリカーナです。
前走アーリントンC(阪神芝1600m・G3)が、上がり順位4番手の末脚で2着の馬柱。
ピックアップの詳細通り、近年のNHKマイルCは、近走の末脚の実績が最低限の好走条件の一環。
また、アーリントンCは、今年からNHKマイルCのトライアルレースとして、皐月賞週に施行時期を移行。
今後は、このローテーションからの好走馬も増えるでしょう。
血統構成は、クロフネ×サンデーサイレンス。
父は言わずと知れたNHKマイルCの超特注種牡馬で、米国のヴァイスリージェント系。
昨年の勝ち馬アエロリット、15年の勝ち馬クラリティスカイ、13年6人気2着インパルスヒーローは、当種牡馬の産駒。
一昨年12人気3着レインボーライン、13年10人気1着マイネルホウオウは、母の父がクロフネの父でもあるフレンチデピュティ。
過去5年の当レースで、父か母父ヴァイスリージェント系は、2勝、3着内好走馬が6頭、そのうち3頭は当日単勝6人気以下という驚異の戦績。
母の父サンデーサイレンスとの配合構成という意味で言えば、2013年に波乱を演出したインパルスヒーローと全く同じ。
また、本馬の半姉は、東京芝マイルG1レース勝ち馬ホエールキャプチャ。姉は東京芝重賞を4勝。
東京競馬場初出走となる今回は、デビュー以来最高のパフォーマンスを発揮できる公算も高いです。
ミスターメロディは、初の芝出走となった前走のファルコンS(中京芝1400m)を完勝の馬柱。ダート戦は3戦して複勝率100%。
ピックアップの詳細通り、前走がオープンクラスの芝1400m戦1着馬は、当レースの穴ローテ。
最近では昨年13人気2着リエノテソーロ、古くは、イーグルカフェやジョーカプチーノ、グランプリエンゼル等々、馬力寄りの適性が強烈に問われる当レースは、これまでのキャリアでダート戦を使っていた馬の激走も際立つレース。
血統構成は、ストームバード系Scat Daddy×ヴァイスリージェント系Deputy Minister。
父も母父も、いわゆる米国ノーザンダンサー系と、当レースの特注系統が凝縮されたような配合馬。
近年のNHKマイルCは、将来的にはスプリンターやダート馬になる馬も走りやすいレース。本馬は、そのお手本のようなキャラクターでしょうか。
リョーノテソーロは、前走ニュージーランドT(中山芝1600m・G2)8着。2走前の東京芝1400m戦を上がり最速で快勝。
前走は中山で敗戦、近走の末脚の実績と、買いの材料は揃います。
父がストームバード系Justin Phillip、母父がミスタープロスペクター系Speightstownと、典型的なマル外の米国血統馬。
昨年13人気2着リエノテソーロは、Speightstownの産駒。
その馬名通り、リエノテソーロ、リョーノテソーロは同じ馬主の所有馬。
「テソーロ」の冠名でお馴染みの了徳寺健二氏は、米国のマル外血統馬を多数所有することでも著名。
馬主も、クラシックレースよりもNHKマイルCで狙うべきタイプと言えるでしょうか。
その他では、米国色強いダノンスマッシュ、デルタバローズ。メンバー唯一のダイワメジャー産駒フロンティア辺りを穴に一考。
上位人気濃厚のタワーオブロンドンは、父も母父もタフな欧州系。
近年のNHKマイルCにおける短距離、ダート的な特性を踏まえれば、差し倦ねるシーンも。
【推奨馬】
パクスアメリカーナ
ミスターメロディ
リョーノテソーロ
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