2018年04月25日(水)
【近５年傾向Pickup】
・前走２２００ｍ戦出走馬(過去５年で３着内好走馬９頭、１３年１４年は馬券内独占、当日７人気以下で馬券に絡んだ４頭も全馬が該当)
・近２走以内に上がり順位３位以内の実績は欲しい(過去５年で馬券に絡んだ１５頭中１４頭該当)
・ダービーよりタフさが問われる傾向があり、キングマンボ、サドラーズウェルズ、ロベルト、グレイソヴリン、ダンチヒ系といった重厚な血を持つ馬が穴をあける(過去５年で４人気以下で馬券に絡んだ１０頭中７頭該当)
・ディープインパクト、キングカメハメハ、ゼンノロブロイ、ハーツクライ、ステイゴールド等々、基本的にはリーディング上位の種牡馬の産駒(該当馬は過去５年で４勝)
【総括】
前走２２００ｍ戦からの臨戦過程が大きな効力をもたらす重賞競走。
同舞台で行われる日本ダービーが最高位レベルのスピードを要求される一方で、青葉賞はタフさがより問われるレース傾向。
血統的にはダービーよりもタフで、尚且つ芝２２００ｍ以上のカテゴリーで実績を残しているようなキャラクターが毎年のように波乱を演出しています。
それら克明な詳細は、ピックアップを参照。
当コンテンツからの推奨馬は、ひと捻りを加えてノストラダムスです。
本馬は、前走ではなく、２走前に芝２２００ｍの未勝利戦を１着の馬柱。
ピックアップの詳細通り、近年の青葉賞は前走２２００ｍ戦出走馬が穴をあける傾向が顕著ではあるものの、そもそもこれまでのキャリアの中で芝２２００ｍ戦以上のレースで３着以内の実績を持っていた馬の期待値が非常に優秀。
芝２２００ｍ以上で３着以内の実績を持っていた馬は、過去５年の青葉賞で馬券に絡んだ１５頭中１４頭が該当というデータも。
血統構成は、ハービンジャー×スペシャルウィーク。
父は言わずと知れた欧州ダンチヒ系のスタミナ種牡馬。欧州競馬の最高峰キングジョージ６世＆クイーンエリザベスＳ勝ち馬。
昨年４人気２着ベストアプローチは、欧州ダンチヒ系とイコールで形容される欧州サドラーズウェルズ系New Approachの産駒。当種牡馬は２００８年の英国ダービーを含む欧州芝Ｇ１レースを５勝。
ベストアプローチは、本番の日本ダービーで９着に敗戦。即ち、欧州的なスタミナ指向が本番よりも強いからこその青葉賞の好走、という見解もできます。
ノストラダムスは、小差で未勝利戦を５度も取りこぼすような、いわゆる主要のスピード能力に掛ける欧州血統馬の典型のようなタイプ。
距離短縮の阪神外回り戦で斬れ負けした前走の毎日杯の内容も含めて、スタミナの重要性が高いここは大幅なパフォーマンスの上昇度に期待できます。
カフジバンガードも、ハービンジャーの産駒。
超道悪の未勝利戦を圧勝、前走のスプリングＳでは出遅れて上がり最速をマークしながらも末脚を余したように、前走からの６００ｍ距離延長は大歓迎。
ここ３走は、全てスピード優先の芝１８００ｍ以下の重賞で僅差の内容。本来の持ち味であるスタミナ優先の競技であれば、大きな変わり身も期待できます。
近年の青葉賞は、前走大寒桜賞１着馬が５年連続で複勝圏内に好走中。その５頭全馬が、前走上がり１位という共通項も。
今年は、前走大寒桜賞１着馬ダノンマジェスティ、前走大寒桜賞で上がり１位スズカテイオーの２頭がスタンバイ。
上記２頭はともにディープインパクトの産駒。なんだかんだ、と言うべきか、近５年の当レースは、馬券に絡んだ１５頭中７頭がディープインパクト産駒。直近２年は当種牡馬の産駒が連勝中。
ディープインパクト産駒のディープインラヴは、日本ダービー馬ディープブリランテの全弟という良血。
芝２０００ｍ戦から距離延長の前走芝２２００ｍ戦を圧勝したように、兄よりもその比重がスタミナに偏る、母父Loup Sauvage(ネヴァーベンド系)の影響を強く受け継ぐタイプで、本番よりも青葉賞向きのタイプ。
大穴は、モンテグロッソ。
父がDubawi系モンテロッソ、母父がサドラーズウェルズ系Singspielという、現欧州競馬界の超主流系で、日本では恐らく中山競馬場のような上がりを要するタフなコースを好む典型。
他馬の脚が上がるようなシチュエーションに強いタイプで、スタミナ指向強い当レースも、条件自体は向きます。
【推奨馬】
ノストラダムス
カフジバンガード
スズカテイオー
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