2018年04月19日(木)
【近5年傾向Pickup】
・前走中山牝馬S組(過去5年で3着内7頭、昨年は3着以内を独占)
・スピード傾向、特に前走1600m戦出走馬or前走で3コーナー5番手以内の先行競馬を経験している馬(過去5年で当日10人気以下で馬券に絡んだ5頭全馬該当)
・福島芝巧者も有効、特に1着か上級条件で3着以内の実績(過去5年で複勝率31.0%、複勝回収率265%)
・サドラーズウェルズ、グレイソヴリン、ロベルト、キングマンボ、スターリング系等々、いわゆる欧州のスタミナ血統走る(過去5年で4人気以下で馬券に絡んだ8頭中7頭該当)
・母父サンデーサイレンスも有効(過去4年で3着内4頭、うち2頭は当日4人気以下)
・内枠有利、特に4枠より内(過去5年で4人気以下で馬券に絡んだ8頭中6頭該当)
【総括】
前走先行経験馬や、前走1600m戦出走馬が走りやすく、いわゆるスピード指向が強い傾向の牝馬限定重賞競走。
但し、血統的には「非スピード系」の欧州キャラが断然有利。
それら詳細は、ピックアップを参照。
当コンテンツからの推奨馬は、キンショーユキヒメです。
前走中山牝馬S出走馬。ピックアップの詳細通り、このローテは近年の特注馬柱。昨年は1~3着を独占。尚、昨年の福島牝馬Sは、前走中山牝馬Sで6着以下に負けていた馬のワンツー決着。
血統構成は、メイショウサムソン×サンデーサイレンス。
父は欧州の王様系統サドラーズウェルズ系。
母父サンデーサイレンスも当レースのキー。
昨年4人気2着フロンテアクイーンは、前走中山牝馬S8着。父メイショウサムソン、母父サンデーサイレンス。
シャララもメイショウサムソン産駒。前走3角2番手の馬柱。
スピード指向強い近年の当レースは、近走で先行競馬を経験している馬も有利。
ゲッカコウは、前走中山牝馬S組で、福島コース2戦無敗。母方はスタミナ型のロベルト系。
昨年4着のデンコウアンジュもメイショウサムソン産駒。昨年よりも低調なメンバーとなった今年は、昨年よりも上の着を狙えるでしょうか。
尚、近年の当レースは、内枠有利も顕著。上記推奨馬の中で、より好枠を引き当てた馬を重視したいところ。
【推奨馬】
キンショーユキヒメ
ゲッカコウ
デンコウアンジュ
【近5年傾向Pickup】
・芝1800m以上の500万条件戦で連対実績か、阪神外回り、東京等々の直線の長いコースの芝1800mで勝利実績のある馬(過去5年で6人気以下で馬券に絡んだ6頭全馬該当)
・芝重賞で5着以内の実績を持つ馬(過去5年中4年で3着内好走、合計5頭が馬券に)
・ロベルト、キングマンボ、ニジンスキー、ダンシングブレーヴ等々、欧州系のスタミナが効く(過去5年で4人気以下で馬券に絡んだ7頭中5頭該当)
・ディープインパクト、ダイワメジャー、ゼンノロブロイ、ハーツクライ等々、いわゆる主要のサンデー系種牡馬の産駒も有効(主要の父サンデー系は毎年必ず1頭は馬券に、一昨年は13人気のディープ産駒が3着)
・開幕初週の開催で内枠有利、特に7番ゲートより内(過去5年で4人気以下で馬券に絡んだ7頭中6頭該当)
【総括】
「芝1800m以上の500万条件戦で連対」
「直線の長いコースの芝1800m以上で勝利」
上記2つのどちらかの経験が有効に働く重賞競走。
開幕2日目の馬場で行われるため、基本的には内枠有利、の傾向も当レースならでは。
それら克明な詳細は、ピックアップを参照。
昨年10人気2着ヤマカツグレース、一昨年13人気3着アウェイク、14年6人気2着ブランネージュ、13年9人気3着ブリュネット。
近年のフローラSで高配当馬券を演出した上記の馬は、「阪神or東京の芝1800m戦で勝利」、「阪神or東京の500万条件以上の芝1800m戦で連対」の実績を持つ共通項。
今年は、この項目該当馬がノーブルカリナン、センテリュオの2頭のみ。この2頭はともにディープインパクトの産駒。
よって推奨馬は、上記2頭とします。
ノーブルカリナンは、3走前に阪神芝1800mの未勝利戦を勝利。
父ディープインパクト。母父は、米国のミスプロ系Smarty Jones。
ディープインパクト産駒は、過去5年中3年で複勝圏内馬を輩出。東京芝2000m戦のリーディングサイアーランキングにおいても、当種牡馬はぶっちぎりの首位。
一昨年13人気ながらも3着と大波乱を演出したアウェイクは、ディープ産駒で、母父が米国のミスプロ系Grand Slam。血統的バランスも酷似します。
センテリュオは、前走の君子蘭賞(阪神芝1800m)が僅差2着。
直線の長い阪神or東京競馬場の1800m戦で、実績を持つ馬が有利であることは前項の詳細通り。
ディープインパクト×エンドスウィープ。本馬も母方は米国のミスプロ系種牡馬。
2代母エヴリウィスパーという良血で、トーセンジョーダン、カンパニー、トーセンスターダム、ヒストリカル、トーセンバジル、ダークメッセージ等々、活躍馬多数の一族。
トーセンジョーダン、カンパニーの2頭は、フローラSと同舞台で行われる秋の天皇賞勝ち馬。
尚、ノーブルカリナン、センテリュオの2頭は、平日の段階で14分の11の抽選対象馬。まずは、ここを突破できれば。
ピックアップの詳細通り、近年のフローラSは、いわゆる欧州血統馬のスタミナが活きる傾向も顕著。
昨年は当日単勝10人気以下のハービンジャー産駒によるワンツー決着。
今年はノームコア、ヴェロニカグレースと2頭の産駒がスタンバイ。
ノームコアは前走が芝重賞で5着以内、ヴェロニカグレースは500万条件クラスの1800m以上で連対経験と、一応の買いパターンを満たすキャラクター。
昨年の傾向に沿うのであれば、この両雄でしょうか。
大波乱演出があるとすれば、アストラサンタン。
昨年のヤマカツグレース、一昨年のアウェイク、14年のブランネージュと、前項で取り上げたこれらの馬は「ロベルトの血を持つ馬」という共通項も。
今年の出走予定馬の中で、ロベルトの血を持つ馬は、アストラサンタン1頭のみ。
上位人気濃厚のサトノワルキューレは、ディープインパクトの産駒。
前走のゆきやなぎ賞は、当レースが芝2400m戦になってから9年の歴史で初となる牝馬による勝利という快挙。
この時期の牝馬が芝2400m戦を勝つことさえも本来は異例。並みの競走馬ではないでしょう。
尚、開幕2日目に行われる当レースは、内枠有利の傾向も顕著。
特に7番ゲートより内を引き当てた馬は、過去5年で4人気以下で馬券に絡んだ7頭中6頭が該当。
人気薄は内枠を意識したレース。
【推奨馬】
ノーブルカリナン
ノームコア
ヴェロニカグレース
※センテリュオは出走回避
【近5年傾向Pickup】
・良馬場なら京都開催第1週の超高速マイル戦を意識(14年はコースレコード決着)
・距離延長馬か、前走1600m戦で3角5番手以内の先行競馬を経験している馬(過去5年で5人気以下で馬券に絡んだ7頭中6頭該当)
・サクラバクシンオーやアグネスタキオン、父ノーザンダンサー系等々、1200m適性高い血統馬が有効(過去5年で5人気以下で馬券に絡んだ7頭中5頭該当)
・当日5番人気以内のディープインパクト、キングカメハメハ産駒も順当(過去5年で3着内8頭)
【総括】
2014年のマイラーズCで、ワールドエースが記録した1分31秒4は、未だ破られていない当コースのレコードタイム。
開幕週の京都芝マイル重賞というイメージ通り、超高速決着が極めて顕著な重賞競走。特にスプリント寄りのスピード勝負に強い馬が有利。
近年の当レースの焦点はこの辺りに尽きるでしょうか。
その詳細は、ピックアップを参照。
当コンテンツからの推奨馬は、ヤングマンパワーです。
本馬は昨年の当レース3着馬。前走の1600m戦で先行競馬を経験している点も強調材料。
ダンチヒを経由するノーザンダンサー系の父スニッツェルは、スプリント大国豪州競馬のチャンピオンホース。
スプリント適性では、日本の主要種牡馬の一枚上を行く当系統は、日本では超のつく高速馬場でのパフォーマンスの上昇度が何よりのストロングポイント。
ヤングマンパワーに関しては、スニッツェルだからこその昨年の好走と言えるでしょうか。
強烈なスピード指向の当レースは、距離延長馬も有利。
特に、前走が芝1400重賞に出走していた馬は、過去5年で6頭出走して3連対。
今年の該当馬は、サングレーザー、モズアスコットの2頭のみ。
サングレーザーは、毎年のように好走馬を輩出するディープインパクト産駒。
モズアスコットは、父ノーザンダンサー系でスピード指向強いFrankelの産駒。
例年通りの馬場であれば、どちらも好走確率は高そうです。
上位人気確実のエアスピネルは、キングカメハメハの産駒で昨年の2着馬。当時の勝ち馬イスラボニータが不在と来れば、嫌いはないでしょう。
ライアン・ムーア騎手が手綱を取った前走のマイルCS(2着)は、一部メディア間で「早仕掛け」と酷評された一戦。
武豊騎手との「復縁」ともなる今回は、その辺りの上積みさえ見込めます。
昨年の当レースでは、スタートで後手を踏み競馬にならなかったダッシングブレイズ。
母父Honour and Gloryは、カルストンライトオやサニングデールなどのスプリント王者を輩出した高速芝に強いマッチェム系種牡馬。一昨年の勝ち馬クルーガーも母父がマッチェム系Diktat。
昨年の経験を活かし、ある程度のポジションで運べれば、少なくとも昨年以上のパフォーマンスは魅せられるでしょうか。
【推奨馬】
ヤングマンパワー
サングレーザー
モズアスコット
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